2005年03月18日

センスが無くてもイメージコンサルタントになれる  No.24

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 センスが無くてもイメージコンサルタントになれる  No.24

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 ‖【プレゼンター紹介】
 ‖・ハルミ……10年以上のキャリアを持つイメージコンサルタント
 ‖・タカシ……ハルミの所属する「Best:color:coM」の代表

 ■ イメコン=レーシングドライバー、色彩検定=メカニック
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ハルミ&タカシ「皆様、こんにちは」

タカシ「今回は色彩検定を受けただけでイメージコンサルタントに
    なれると考えている誤解についてなんだが、これはバック
    ナンバー19号でも少し触れたね」

ハルミ「イメージコンサルタントになりたいと思ったら、とりあえず
    色彩検定の勉強でもすればいいかな、と思うのは当然かもね」

タカシ「じっさい、養成学校によっては先に色彩学をやって、その
    資格をとらせてからでないと、イメコンの技術を教えないと
    いうところもあるからね」

ハルミ「何度も言ってるけど、普通の色彩検定とイメコンは、別次元
    のものなのよね。車で例えれば分かりやすいかも。色彩学は
    車のメカニックについての勉強。つまり、色そのものの勉強
    ね。で、イメコンはレーシングカーの運転のようなもの。
    それ専用の訓練をつむのが必要なの」

タカシ「もちろん、レーシングカーのドライバーが、車の構造を全然
    知らないってことはないけど、実際には自分でエンジンを
    組み立てたりしないからな」

ハルミ「車の調整はメカニック担当の仕事よね。色彩検定で色その
    ものを勉強すれば、色の組み合わせについてはプロになれる。
    だから、カラーコーディネータになれるわね」

タカシ「でもイメコンにはなれない?」

ハルミ「そうね。イメコンで重要なのは色の組み合わせそのもの
    より、ドレープを当てたときの顔色の変化を掴む技術の
    方と言って良いわ」

タカシ「つまり、車のエンジンの構造よりも、どうやって車を運転
    するかという実践技術の方が大事ってことだね?」

ハルミ「だから、極端に言えば、ドレープで分析がしっかりとできる
    人ならば、色彩論を全くしらなくいような人でも、お客さま
    には喜んでもらえるというわけよ」

タカシ「出たね、お客様視点」

ハルミ「イメコンはあくまで分析屋じゃなくて、コンサルタント
    だから、お客さまを納得させてこその商売よ」

タカシ「実際、お客さんの方は『キレイになりたい』ってだけで
    色彩理論なんか興味ないわけだしね」

ハルミ「お客さまをキレイにさせて、その上で“ほんの少しだけ”
    色彩理論を話して、コンサルティングに厚みを持たせる
    ことはできるでしょうね」


 ■ 良いコン・悪いコン・普通のコン【資格編】
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タカシ「ということで、今回は資格編」

ハルミ「今回の悪いコンサルタントは2点お送りします」


【ここでの項目】4.色彩検定に合格しただけで、技術が伴わない
              コンサルティングをしていないか?


(以下は実例を元に組み立てたフィクションです)
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【良い“イメージコンサルタント”】
 Aイメージコンサルタントはイメコン歴3年、これまで数多くの客を
 診てきて、自分の技術に自信も出てきた頃です。

 Aコンはもともとイメコンの師匠から手ほどきをうけて技術を学んだ
 ため、色彩学などの難しい理論はよく分かりませんでしたが、今では
 独学で理論についても学んでいます(注:実際、色彩論は独学でも
 充分に学ぶことができます)

 しかし、実際の現場では色彩論はほとんど役に立ちません。むしろ
 師匠から教わった「理屈だけでお客さんを判断してると失敗しやすい。
 ドレープによるお客さんの変化に対して、真剣勝負でいなさい」と
 いう言葉を重要視しています。

 色彩理論はあくまでお客さまが「どういう理屈なんですか?」と、
 たずねてきた時だけ、ごく簡単に口にするだけです。それだけでも、
 お客さまは納得して、「先生は本当にスゴイ人ですね」と喜んで
 くれます。

 この“客の喜び”がなければ、いくら理屈を並べても、そのコンサル
 ティングは失敗なのだと理解しているAコンは、今日も色彩論(や、
 その他、会話術や心理学等も含めて総合的に)を独学で学びながらも、
 口にする時は簡単な言葉にかえているのです。

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【悪いコンサルタント1】
 Bコンは養成学校で色彩理論を学び、卒業時にドレープを渡されて
 晴れてイメージコンサルタント(イメージアナリスト)となりました。

 でも、色の組み合わせは分かっても、それを実際にお客さまに
 あてはめるやり方がよく分かりません。どう判別していいのか、
 何が似合っていて、何が似合っていないのか、そもそも分析方法が
 よく分かっていないのです。
 分かっているのは色彩理論だけ。

 これではこの仕事は無理だ、と今ではパートとして働いているBさん。
 最近は、「適当でも良いからコンサルティングをやってみようかな、
 もったいないし」などと考えることもしばしばです。
 こんなコンサルタントから分析を受けるお客さまはたまったものでは
 ありませんね。

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【悪いコンサルタント2】
 Cコンは自分の技術には絶対に自信があります。色彩検定ももちろん、
 イメコンの理論もすべて頭に入っています。

 お客さまを見れば、理屈にあてはめて「季節」が簡単に分かります
 ので、Cコンはドレープをあてての分析はその理屈をおぎなうため
 のものだと思っています。

 例えば、今日のお客さまのSさんは、髪と目が明るい茶色で、キラ
 キラと輝いているので、理論から導けば「春」と予想がつきます。
 あとはドレープをあてて、その予想を裏付けるだけです。

 「春」の明るい色をあてても、充分キレイ。そのまま「春」と
 告げました。

 しかし――実はこのSさん、本当は「秋」の人だったのです。
 若くて肌がキレイな人だったので、「春」の色も“着れてしまう”
 人だったのでした。

 CコンもSさんに「春」以外のドレープをあてた時に、それほど
 違和感を感じなかったのですが、Sさんの顔や髪など“各パーツ”
 が「春」の特徴に当てはまる人だったので、そこらへんは無視
 したのです。

 Sさんにしてみれば、そんな感じでしたので他の「季節」との
 違いがイマイチよく分からないまま、Cコンの「春」という診断
 を受け入れたのでした。

 しかし、数年後、だんだんと年を取ってきたSさんは、徐々に
 「春」の色が浮いてきていることに気づき始めました。
 「変だな」と思ったSさんは別のコンサルタントから、再び受診。
 結果は「秋」。
 Sさんはそのコンに「年とともに『季節』も変わるのですか?」と
 尋ねてみましたが、そのコンからは「年齢は関係ないですよ。
 一生、その『季節』なんですよ」と言われて、ますます分から
 なくなりました。

 Cコンが間違っていたのか、この別のコンが間違っているのか、
 それとも本当は年齢とともに変化するのか……とりあえずSさんは
 考えることをやめて「秋」の服でシックに決めるようになったの
 でした。今ではまわりの評判も上々です。

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ハルミ「実はこの悪いコンサルタント1と2、かなり多いのよね。
    学校を卒業したけど分析できない、とか、頭でっかちで、
    間違った分析をしてる、とか」

タカシ「でもさ、この本当は『秋』だというSさんが『春』も
   “着れてしまう”なら、『春』という診断でも良いんじゃ
    ないの?」

ハルミ「そこが未熟なコンサルタントの落とし穴なのよ。その
    考え方では絶対に、失敗を重ねる三流コンサルタントに
    なってしまうわ」

タカシ「じゃあ、次号で詳しくその話をきいてみましょうか」

ハルミ「はいはい」

(続く)

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